ブランディングってかっこいいロゴとかキャッチコピーを作って話題になるようなCMや広告で商品を売りだすこと、結局、小規模な企業や個人の自分たちには関係ない…と思っている方も多いのではないでしょうか。
ここでのブランディングは、スターバックスやAppleなどの超大手企業のブランディングの話ではなく、小規模な企業や個人など、私たちのような小規模な事業者のブランディングについての話になります。
そもそも、ブランディングって?
「その商品やサービスが他とはどう違うのかを正しく表現して伝える取り組み」のことをブランディングであると考えています。
デザインだけかっこよくして体裁を整えて広告やSNSでプロモーションすればよい、という表現上だけの取り組みでは本質的な課題の解決にはならないことが多く、やっぱり大事なのはその中身、商品やサービスが他とどう違うのかという本質的な価値の部分。
その価値をきちんと理解した上で、表現して伝えることが重要なポイントです。
ブランディングができていないと…
競合他社(者)との違いを理解してもらえず、ユーザーからの信頼度も低いため、価格勝負に陥りやすくなります。
- 自社のWEBサイトやブログ、SNSから新規でのお問い合わせがほとんど来ない
- 安いからと、一回依頼をうけたが、それで終わり
- お見積もりで、金額で選定されてしまう
- 価値が伝わらず、料金が高いと思われてしまう
ブランディングができていると
すでに自分たちの商品やサービスの価値を理解してくれているユーザーが、余計な説明をせずとも、お客様になってくれることが多くなります。
- 自社のWEBサイトやブログ、SNSからコンスタントに新規の問い合わせがくる
- すでにサービスや商品やサービスの価値を知ってくれているユーザーがくる
- 価値を知ってくれているので、料金が高いと思われない
- 安いだけで選ぶ人と出会う可能性が低くなる
- 価値を理解してくれない人と出会う可能性が低くなる
どうやってブランディングするの?
コンセプトから緻密に固めて企業理念や事業戦略を練り、ロゴや名刺、WEBサイト、広告運用をブランディング企業に依頼して…500万円!!そんなにお金をかけても元が取れる保証なんてどこにもありません。
では、どうやってブランディングするのかというと、すぐにできることとして、WEBサイトやブログ、SNSでこつこつと、しっかりと、伝えたい人に伝えたいコトを発信していく、ただこれだけです。
そして、自分たちの商品やサービスの価値、競合との違い、ターゲットを正しく理解した上でWEBサイトを制作し、ブログやSNSの発信をすることで効果的な集客をすることができるようになります。
不特定多数に発信しなくても、小規模な企業や個人であれば、集客すべきユーザーの数は限られているので、限られた数のGoogle検索からのお問い合わせや、SNSフォロワーの一部のユーザーからのお問い合わせでも、価値を理解してもらっているユーザーであれば、母数は十分なはずです。まずは、自分たちの想い、商品やサービスの価値をしっかり発信していく取り組みが、ブランディングとなります。
ブランディングで得られるメリット
WEBサイトやブログ、SNSでブランディングができると、すでにあなたの商品やサービスの価値を理解してくれているユーザーとの出会いが増えることになります。
もしかしたら、ほとんど説明をせずに契約していただいたり、契約する前提でお会いしていただけることもあると思います。
ブランディングをしていない状態で、お問い合わせユーザーと対峙すると、「○○○円くらいになりませんか?(値引き交渉)」「これもあれもしてください(ほぼ丸投げ)」「すぐに欲しい(無理なスケジュール)」といった要望をのんで仕事を請けつづけなくてはいけません。あなたが届けたい商品やサービスのカタチから離れていったり、たくさん仕事を請けても収入が増えない…といったことになりかねません。
ブランディングがきちんとできている状態だと、安いあれもこれもやってという仕事を請けてつないでいくスタイルから、自分たちが決めた価格で、自分たちが届けたいサービスや商品のカタチを守って、価値を理解していただいている方へ届けるスタイルに変えることができるのです。
理解してもらえるお客さまや好条件の案件をきちんと選んで仕事ができる。これがブランディングで得られるメリットだと思います。