ホームページ内にブログを作り、コンテンツ量を増やすためにせっせとブログ記事を書き続けても思うようにアクセスや集客につながらない、ということは、ままあります。ブログは書けばなんでもいい、というわけではありません。SEOに効果的で、かつ集客につながるブログの書き方のポイントをご紹介します。
【準備編】何について書くかテーマを決める
まず、ブログ記事を書くときに考えるのはテーマです。自分の興味のあることや好きなことをテーマにすると集客につながりません。事業に関連するテーマをいくつかピックアップしましょう。FEEL DESIGNでしたら、ホームページ制作がメインの事業なので、SEO対策やブログの書き方、WordPressの使い方などが関連テーマとして挙げられます。
【準備編】ペルソナ(ターゲットユーザー像)を考える
読み手の属性を考えます。どんな人に向けて書くのか設定しておくことで、話しながら教える感覚で記事を書くことができます。
なるべく具体的な、現実にいる理想のお客様をペルソナとすると効果的です。
FEEL DESIGNでしたら
・中小企業のWEB担当者
・30代女性/既婚
・ホームページのブログでSEO対策をしっかりしたいと考えている
・文章を書くことは苦ではない
・ホームページ運用のことやSEO対策のことはまだ勉強をはじめたばかり
といったかたちで設定してみます。
【準備編】キーワードを選定する
「キーワード」を選定していきます。ここでは、Googleなどの検索エンジンからのアクセスを意識します。これがSEOというテクニックの1つです。
先ほど設定したペルソナが、「SEOを目的としたブログを書くことになった」という状況を想定して、ペルソナが検索エンジンに入力するであろう「SEO ブログ 書き方」など複数の単語の組み合わせを書き出していきます。
「SEO ブログ」に関連する複合キーワードはもっとたくさんあります。「seo ブログ タイトル」「seo ブログ 文字数」など。こういった候補を集めて、「SEO ブログ」に関連する記事を複数計画的に書いていくのがコツです。
【実践編】ブログの書き方
1.見出しを考える
文章を考える前に、「見出し」案を考えるのがポイントです。文章を作成する前にやっておくと、出来上がりがぐっと良くなります。
ペルソナが興味を引く見出しを文章の構成を考えながら作成します。見出しにも選定したキーワードを入れましょう。
また、ブログ記事は、「見出し」をつけてツリー構造にするという文化があります。大きなテーマから小さなテーマへと段階的な構造で記事を構成します。
この記事をサンプルにした見出しの設定を紹介します。
h1は1つのブログ記事に対して1回だけ使用でき、記事タイトルで使われます。h2、h3は何度でも使用でき、順番に階層を作っていきます。
2.適度な文章量にしましょう
見出しの内容に沿って文章を作成していきます。短い文で情報量が少ないと価値の低いコンテンツになり、長すぎると読み手が疲れて理解が追いつかなくなってしまいます。
文字数の多い・少ないでブログ記事の検索順位が決まるアルゴリズムを、Googleは採用していませんが、検索で上位表示されている記事は、ある程度のボリュームがあります。キーワードにもよりますが、平均で3800文字とも言われています。
まずは、読者のニーズを満たせるだけの情報密度になるよう、文字数を過度に意識せずに読者に視点を大切に記事を書きましょう。
3.画像を入れましょう
文字だけの記事は、単調で読み手が疲れてしまいます。適度に画像や図・表を入れることで、読みやすく記憶にも残りやすくなる傾向があります。画像を入れる際に、altタグに画像の説明を入れましょう。SEOとしては、検索エンジンが画像の内容を把握するのにも使われます。検索エンジンの画像認識技術は日々向上していますが、alt属性に適切な説明文を記載しておくことで、より確実に画像の内容を認識してもらえるようになります。
ワードプレスの場合、画像を挿入する際に「代替テキスト」という入力欄があるので、そこに画像を表すテキストを入力しましょう。
4.最後にタイトルを考えましょう
最後に選定したキーワードを入れたペルソナに刺さるタイトルを考えます。全角40文字前後にすること、「20%増」「2023版」などの数字を使う、「○○○でも簡単」「徹底解説」といった言葉や「疑問形」にするなどもポイントです。タイトルはh1タグの位置付けになります。
まとめ
日記のような個人ブログを書いたり、自分の書きたいことをそのまま書いても集客にはつながりません。せっかく書くブログです、上記ポイントを取り入れて集客につながるブログ・ホームページを育てていきましょう。