人材採用を目的としたコーポレートサイト制作のポイント-良い人材採用のために--ホームページ制作ブログ|WEB制作はFEEL DESIGN

人材採用を目的としたコーポレートサイト制作のポイント-良い人材採用のために-

2024.1.27 ホームページ制作マーケティング
人材採用を目的としたコーポレートサイト制作のポイント-良い人材採用のために-

今やインターネット求人広告市場は、飽和状態と言われています。
そして、企業が求職者を選ぶのではなく、求職者が企業を選ぶ時代となりました。
求人情報の大手ポータルサイトに登録しているけど、なかなか良い人材の採用に結びつかないといった課題を抱える企業も多いのではないでしょうか。

求人情報の大手ポータルサイトは掲載するフォーマットが決まっていたり、多くの同業他社が登録されていたりと、求職者に向けて企業の独自性やキャリアについての考え方などを伝えるのが難しいのが現状です。

求職者は必ずといってもいいほど、気になった企業のWEBサイト/コーポレートサイトを確認します。WEBサイト/コーポレートサイトから受ける印象がエントリーするかどうかに大きく左右されます。WEBサイト/コーポレートサイトにアクセスした機会を逃さず、求職者が企業に良いイメージを持ってもらい、エントリーしたいと思ってもらえるようなコンテンツ・デザインを企画・制作しましょう。

この記事では、人材採用を目的としたコーポレートサイト制作のポイントの解説しています。

人材採用を目的としたコーポレートサイト制作のポイント

まず、求める人物像を思い浮かべてみてください。例えば新卒採用の場合であれば、20代前半がターゲットですね。その年代の方が就職活動でどのようなニーズを持っているのかを分析してみましょう。

例としてマイナビが実施した2023年卒大学生向けの意識調査を紹介します。

あなたの「就職観」に最も近いものはどれですか?

1位 楽しく働きたい
2位 個人の生活と仕事を両立させたい
3位 人のためになる仕事をしたい
4位 自分の夢のために働きたい

企業を選ぶポイントは?

1位 安定している
2位 自分のやりたい仕事ができる会社
3位 給料の良い会社
4位 働きがいのある会社

企業に安定性を感じるポイントは?

1位 福利厚生が充実している
2位 安心して働ける環境である
3位 売上高
4位 今後成長が見込まれる業界・企業である

※マイナビ 2023年卒大学生就職意識調査より引用

「楽しく働きたい」は漠然としていますが、「やりがいを感じる仕事につきたい」「プライベートと仕事を両立させたい」「安心して働きたい」という思考が強いと感じられます。
このことから、若い世代の採用を目的としたWEBサイトでは、就職後に成長している未来の自分像がイメージできて期待感が持てること、福利厚生などの待遇面をきちんと紹介することが重要だと考えられます。

人材採用を目的としたコーポレートサイトに入れたいコンテンツとは?

ここでは、人材採用を目的としたコーポレートサイトに入れることをおすすめする、コンテンツについて解説します。

代表メッセージ

代表の方のメッセージは企業のビジョンや価値観、リーダーシップのスタイルを明確に伝え、求職者に安心感と信頼感を与えます。リーダーの思いや志を知ることで、求職者は組織に参加する意欲を高め、共通の目標に向けて働くモチベーションが生まれます。透明性と信頼構築の観点から、代表メッセージは企業と求職者の良いマッチングを促進し、長期的な雇用関係の基盤を築きます。

さらに代表者の写真があると、より求職者に強く訴求することができるので、おすすめです。

経営理念・ビジョン・ミッション等

ビジョンは将来の目標を示し、ミッションはその達成に向けた具体的な取り組みを定義します。
これらを知ることで、求職者は企業の方向性や価値観を理解でき、自身の目標との一致を確認できます。
また、共感や意義を感じた求職者は、より意欲的に働き、企業文化に適応しやすくなります。逆に、企業と求職者の価値観の不一致を防ぎ、双方にとって良いマッチングを促進します。

福利厚生

掲載することで、求職者は安心して働ける環境や将来の安定性を把握できます。具体的な福利厚生や制度は、従業員が仕事に集中しやすくなり、生活の質を向上につながります。これにより、企業は優れた人材採用の可能性が高まるのと、良い人材の継続的な確保ができるだけでなく、従業員の満足度やモチベーションを高め、生産性の向上に寄与します。福利厚生の透明性は企業の社会的な責任を示すと同時に、戦略的な採用や雇用ブランドの構築にも寄与します。

募集要項/エントリー方法

募集要項やエントリー方法を掲載することで、求職者のスムーズな応募プロセスを可能にします。求職者は適切なポジションを見つけやすくなり、応募に関する不確実性が減少します。明確な要項は応募資格や求められるスキルを示し、応募者が自らの適性を正確に評価できます。情報の透明性は企業の信頼性を高め、質の高い人材を引き寄せ、採用プロセスを効率的に進めるのに寄与します。

さらにターゲットとなる求職者に対し、下記のようなコンテンツ・情報を提供し、企業の独自性や魅力をアピールすることができます。

社員インタビュー

社員インタビューの掲載は、求職者に企業の魅力や働きがいをリアルに伝える重要な手段です。実際の社員の声や経験は、仕事の魅力やチームワーク、成長機会を具体的に示し、求職者にとって魅力的な職場であることを確認させます。社員の個別の視点や感想が掲載されていると、仕事に対するモチベーションや満足度についての理解が深まります。また、失敗談なども盛り込むとより親近感が出ます。

もちろん社員の方の写真掲載も重要なポイントになります。

キャリアプラン/キャリアアップサポート

就職後、自分がどうやってキャリアを積み重ねていけるのか、明示されたキャリアパスや成長機会は、働くうえでのモチベーション向上につながります。これは優れた人材の確保と定着率を向上させるために必要な要素になります。また、キャリアップのサポートが提供されることで、新たなスキルや経験の取得が可能であることが示されていることは、アピールポイントとなります。

ワークライフバランス

企業が仕事とプライベートとのバランスを重要視していることは、「安心して働ける会社」としてアピールする重要な要素です。透明性を持って労働時間やフレキシブルな働き方について明示することで、求職者は自身の生活スタイルに合わせた働き方が可能かどうかを確認できます。ワークライフバランスへの配慮が明確に示されれば、求職者は組織の働きやすさを評価しやすくなり、より満足度の高いキャリア選択が可能になります。

WEBサイトを制作するにあたって

WEBサイトの制作では、デザインの方向性やキービジュアル、キャッチコピーはターゲットの印象に残るよう制作することがポイントとなります。
ビジョンやミッションは鮮明に表現し、求職者が直感的に理解できるようなデザインを採用しましょう。社員インタビューや一日の流れを生き生きとした写真や動画で裏打ちし、リアルな雰囲気を伝えます。キャリアプランやワークライフバランスに関する情報は、分かりやすく整理されたレイアウトで提示し、求職者が迷わず情報を吸収できるように工夫します。採用情報やエントリー方法はわかりやすく提示し、応募プロセスを円滑に進められるようにします。全体的に、ターゲットの心に残る印象を与えるデザインと言葉選びに注力して、魅力的で効果的なコーポレートサイトを制作します。

求人情報ポータルサイトとの併用のメリット

就職先を探す際にマイナビやリクナビなど、採用系のポータルサイトが多く利用されています。
ここでは、求人情報ポータルサイトとの併用のメリットについて解説します。

アクセスの増加

求人情報ポータルサイトは多くのアクセス数があるため、企業の知名度向上や応募者数の増加が期待できます。

多様な求職者へのアプローチ

求人情報ポータルサイトは様々な業種や経験を持つ求職者が集まるため、多様な人材にアプローチできます。これにより、企業は様々なバックグラウンドを持つ優秀な人材を採用できる可能性が高まります。

効率的な採用マーケティング

求人情報ポータルサイトは求職者が積極的に利用する場であるため、企業は採用マーケティングを効率的に実行することができます。

採用プロセスの効率化

求人情報ポータルサイトを利用することで、求職者の情報収集や応募プロセスが効率的になります。また、統一された応募プラットフォームを提供することで、企業は効果的に求職者とのコミュニケーションを進めることもできます。

企業のコーポレートサイトと求人情報ポータルサイトを併用することで、効果的な採用戦略の展開や多様な求職者層へのリーチが可能になります。

人材採用を目的としたコーポレートサイト制作についてのまとめ

効果的な人材採用を目指すコーポレートサイトは、企業のビジョンやミッションを鮮明に伝え、企業文化の独自性や魅力をアピールしましょう。また、社員の声や成功・失敗事例、働く環境や福利厚生を具体的に紹介し、求職者に信頼感と共感を与えることが大切です。

また、透明性のある採用情報や応募プロセス、キャリアプラン、ワークライフバランスに焦点を当て、情報をわかりやすく整理。モバイル対応と使いやすいUI、ターゲットの求職者の共感を得られるデザイン性で、企業に対して多くの共感が得られるかがポイントとなります。

FEEL DESIGNでは、このような人材採用を目的としたコーポレートサイト制作のご相談・ご依頼も多くお受けしております。良い人材がなかなか確保できない、どうしたら求職者に共感を得られるような自社WEBサイトになるのかなどの課題をお抱えの企業・ご担当者様はぜひ、ご相談ください。

この記事を書いた人 Ayumi