前回の記事ホームページ公開後(リニューアル後)に望む結果が得られない理由や、放置ホームページのデメリットについて言及しましたが、そもそも当たり前ですがホームページのリニューアルや新規作成は、さらなる改善やさらなる集客効果を求めて行うもの。できるだけ思うような結果や効果につながるよう、リニューアル時に気をつけたいポイントをまとめました。
①ホームページリニューアルの目的を明確にする
なんとなくデザインが古臭いから、今のホームページに満足していないからという理由だけではリニューアルは失敗してしまう可能性があります。リニューアルをして得たい成果とは何か、明確にしましょう。
②制作会社に丸投げは×
制作会社にお任せや丸投げといった依頼の仕方はNG。ホームページが出来上がってから実際に運用するのは自分たちという意識を持ちましょう(もちろん運用の大部分を外部委託することも可能ではありますが)。目標設定や運用プランの決め方などわからないことは制作会社(プロ)に相談しつつ共に作り上げる、という姿勢が望ましいです。
③コンテンツ数はなるべく減らさない
シンプルにしたいから、過去のものは消して刷新したいからという理由で安易にコンテンツを減らすのはやめましょう。SEO的にもコンテンツはホームページの財産です。量が多いほど良いとされます。ただ新しいホームページの内容や方向性とあまりにもかけ離れている、といった理由で削除するならSEO的にも問題ありません。ただしそうでない限りはできるだけ残すように調整しましょう。
④SEO重要ポイントをきちんと押さえる
キーワードの選定、titleタグやmetaタグ、h1タグに必要に即した内容が入っているか。重要ページには1クリック以内で到達できるか、ページの読み込み速度は問題ないか、スマホ展開できているか等々…SEO的に重要とされるポイントをきちんと押さえているか確認しましょう。
⑤達成可能な目標値を設定してきちんと評価する
リニューアル時に決めた目標値に対して、成果があるか問題がないか定期的な計測を行いましょう。1か月毎に簡易分析レポートを、3か月毎にしっかり分析を行うことが望ましいです。そして目標値はあまり高すぎない、がんばれば届く数字に設定しましょう。
⑥ターゲット設定を明確に。つねにユーザー目線を忘れずに
自社のサービスや商品を売りたいターゲットをできるだけ明確に(年齢や居住地、性別やライフスタイルなど)設定しましょう。また自社のホームページなので、つい自社のサービスや製品について語りたくなります。もちろんそれも正しく必要なことでもありますが、一ユーザーとしてホームページを見たらどう思うか、ユーザーはどんな情報を欲しがっているかといったユーザー目線を追うことも大切です。リニューアル時からその意識を社内やチームで共有しましょう。