*SEO 施策のキモである、SEO キーワード選定 の記事もご覧ください。
*2018年7月24日にGoogle広告が「Google広告(Google Ads)」という名称に変わりました。サービス内容の変更はないということです。(2018年8月記事を更新しました。)
まずは準備から
まずは、以下を行います。
・Google アカウントを取得
・Google広告に登録
※Google広告はGoogleサイト内の広告出稿サービスです。利用するには広告主としてクリック単価や支払い方法などを設定する必要がありますが、広告を出稿する予定がない場合も(無料で)使えます。
検索にて「Google広告」と検索するか、以下をクリックしてログイン画面を開き、ログインします。
https://adwords.google.com/um/signin?hl=ja_JP
下記画面よりキーワードプランナーを選択します。
キーワードプランナーを表示させたら、実際に使ってみましょう。
1. 新しいキーワードを発見する
2. 結果画面の見方
3. フィルタリング機能、その他の機能
1. 新しいキーワードを発見する
まずはSEO に有効なキーワード候補をできるだけ多く表示させてみましょう。
今回は例として自社が「オンラインショップのある花屋」という設定で見てみました。
キーワードプランナーを開くと下記の画面が開きます。
「新しいキーワードを見つける」という部分に、狙いたいキーワードの候補を入れて「開始する」ボタンをクリックします。
キーワードは1単語でも、2語、3語などの複合キーワードでも可能です。複合ワードにする場合は、単語と単語の間にスペースを入れます。
例)花 オンラインショップ ギフト など
2. 結果画面の見方
入力したキーワードをはじめ、関連するキーワードがたくさん出てきます。今回は989件出てきました。
この中から、自社のサービスと親和性の高い、自社サイトの集客に結びつくキーワードを絞り込んでいきます。具体的な画面の見方をみていきましょう。
今回の目的である「SEO キーワード選定」に関連している「月間検索ボリューム」「競合性」について解説します。
*入札単価などの広告に関連する部分は省きます。
月間検索ボリューム
キーワードの月間検索数(Google 内で検索される回数)を表示しています。クリックすると降順/昇順どちらでもソートができます。
競合性
ビジネス上のライバル(競合他社)が多いかどうか、を示しています。
高ほどライバルが多い=集客につながりやすいキーワード。
低ほどライバルは少ない=集客につながりなりにくいキーワードとなります。
クリックすると降順/昇順どちらでもソートができます。
「月間検索ボリューム」をクリックして、多い順に並べてみると・・・
「花屋」が1位で、「月間検索ボリューム」が10万〜100万で競合性は「低」になっています。
これをひも解くと、「花屋」というキーワードは検索数は多いもののビジネスに結び付いているパターンが少ないということになります。
例えば「花屋 就職」といったような検索もあり得ますので、「花屋」だけでは間口が広がりすぎてしまうのが原因です。
逆に月間検索数が少ない順で見てみるとどうでしょうか。
「月間検索ボリューム」が10〜100と、と桁が大きく違いますが「競合性」が高いものが多いです。
つまりこのワードにはライバルが多い=ビジネスに関連したキーワードで、売り上げに結び付きやすいということが分かります。
例えば「お祝い 花 プレゼント」は分かりやすく、お祝い用にフラワーギフトを探しているユーザー像がすぐに浮かんできます。
これは親和性の高いキーワード例です。
このようにたくさんのキーワード候補から、自社のサイトの集客につながりそうなキーワードを見つけていきます。
3. フィルタリング機能、その他の機能
フィルタリング機能
表示されているキーワードが多く、自社のサイトの集客につながりそうなキーワードを探すのが大変・・・
入力したワードが必ず入った関連キーワード以外は出てこなくていい! という場合もありますよね。
その場合はフィルタリング機能を使いましょう。
下記画面の赤枠付近をクリックすると、「フィルタを追加」という文字が出てきます。
でてきたいくつかの項目から、「キーワードのテキスト」をクリックしましょう。
次を含む▼の下に、このキーワードが必ず含まれていてほしい!というキーワードを入れて『適用』をクリック。(2語、3語とかでもOKです)
すると、キーワードを含んだ関連キーワードのみに絞られます。
・このキーワードを必ず含むものにに絞りたい
・このキーワードは除外したい
・月間平均検索ボリューム100以上に絞りたい
・競合性が中以上に絞りたい
などいろいろなフィルタリング機能があります。
その他の機能
① 対象地域や対象言語の選択
都道府県、地方別の結果一覧を見ることができます。
② データダウンロード
画面の右上の「キーワード候補をダウンロード」をクリックする結果一覧のデータをダウンロードすることができます。
ロングテールSEOの記事でご紹介したように、コンテンツ作成プランを立てるのにも便利です。
③ 検索された対象期間の設定
指定期間ごとに結果一覧を見ることができます。
などなど。こういったツールは習うより慣れ、ですのでまずはじっくり見ていろいろいじって、自社サイトの集客につながるキーワードを自分で探してみましょう!